監視記録 - エントリー5.4.8

「ホワイトスプリング全自動記録5.4.8」

エッカート「つまり、これの責任は我々にある、と言いたいのか？ これ、とは何だ？ 突然変異の鳥か？ ハゲワシの一種か何かか？」

エンクレイヴ研究員「長官、生理学的に言えば、変化を経る前に翼手類から何かが産み出されていると推測しています… コウモリです、長官」

エンクレイヴ研究員「ですが、原因は放射線だけではありません。昨年、標本をうっかり生化学の実験に触れされてしまって、その時は失敗だと思いました」

エッカート「どれほど危険なんだ？」

エンクレイヴ研究員「まだ調査中です、長官。まれな存在で、周囲の環境に汚染を生じさせる効果が、何らかの形で生じると思われます」

エッカート「増やすことは可能か？」

エンクレイヴ研究員「…長官？」

エッカート「繁殖させることはできるか？ さらに研究するためにだ」

エンクレイヴ研究員「お言葉ですが、長官。ここにいる職員に命の危険が生じる可能性があります。明言はできません…」

エッカート「君の懸念は聞いていない。欲しいのは結果だ。すべきことは、何でもしろ。こいつを保管して、研究するんだ。新発見があったら、すべて直接私に報告しろ。いいな？」

エッカート「誰にも見せるな。できれば、発見した場所で進めろ。古いAMS採掘施設のひとつだったな？」

エンクレイヴ研究員「はい、長官」

エッカート「現時点では、士官部隊を心配させるような余計なことは避けよう。いいな？」

ホワイトスプリング・バンカーのGENETIC LABにあるターミナル「変異の血清ターミナル2」にて聞くことのできる音声ログ

ホロテープではない為、ターミナルから離れてしまうと中断されてしまう

だ　い　た　い　こ　い　つ　の　せ　い